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NTTグループと連携した実践的な課題解決型授業を開講

現代教養学部教育学科の授業「人間学習9」(担当:益川弘如教授)を受講する学生らがこのたび、NTTグループの協力を得て、「仮想空間技術は人の学びをいかに変えるか?」についての学びを深め、未来の学びをプレゼンテーション提案しました。

本授業は、人間の学習の本質について考え深めるシリーズ科目の一つであり、情報通信技術の高度化において、人の学びはいかに変わりうるのか?もしくは変わらないのか?どのような教育が将来展開されうるか?などの問いに対して、学生たちがチームで議論を深めていく内容です。
この度、NTT持株会社、NTT皇冠体育所ならびにNTTコミュニケーションズ株式会社の協力を得て、人間の学習に関わる情報通信技術の最先端の情報を提供いただきました。具体的には、NTTグループが目指す「IOWN構想」の紹介、仮想空間環境「DOOR」の体験、現実世界の自分の分身をコンピュータ上で再現する「デジタルツイン」の皇冠体育動向の紹介、情報通信技術の歴史から考察するためNTT技術史料館の訪問?バーチャルツアーへの参加支援などです。

以上の情報提供に加え、学生らは人間の学習?認知の特徴、仮想空間技術で人はどう変わるかに関する基礎皇冠体育を学び、仮想空間技術の学びのメリット?デメリットについて知見を深めました。これら学習成果を踏まえ、学生たちはチームで仮想空間技術を用いた未来の学びを検討、授業最終日に検討結果をプレゼンテーションし、企業側から数多くの講評をいただきました。

◆学生らが考案した「仮想空間技術を用いた未来の学び」提案一覧
?歴史上の人物と同じ目線に立って学ぶ歴史学習
?好きな時間に生涯学習を実行できる専門職学習
?修学旅行と組み合わせた事前事後学習での仮想空間導入
?デジタルツイン導入による大学授業履修の多様化
?その時代を生きる一人として衣食住?生活?文化を経験する歴史学習
?異文化ダンス体験を通した実感を伴った多様な文化の学び
?自然災害への危機管理能力を養う身体知へつなげる学び

仮想空間「DOOR」でのNTTによるオンライン講演聴講の様子
NTT技術史料館での調査の様子
仮想空間「DOOR」での学生プレゼンテーションの展示の様子