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教育学科「人間学習1」八ヶ岳南麓でのフィールドワークを実施

「この時代この時期だからこそin Natureでの学びあいを」

教育学科専門科目「人間学習1」の授業が、12月から1月にかけて八ヶ岳南麓は清里高原の森や渓谷や畑を舞台に実施されました。

この授業では「人新世」の地球とヒトとの関係を、森や渓谷や畑に身を置いてみて、一人称で考えることに重きを置いています。本来は1泊2日の日程で組まれている学外授業ですが、このコロナ禍の影響で宿泊での開催を断念せざるを得ず、日帰りの学外授業を2回というデザインに変更しました。

焚き火を囲んでの食事や対話の時間、巨大な氷柱が垂れ下がる渓谷での気づきの時間は、コロナ禍だからこそ、これまでよりも豊かに感じる学びの時であったのではないかと思います。乳幼児期はin Natureの学び、学童期はabout Natureの学び、青年期にはfor Natureの学びをといった従来のNatureに関する学びの慣習は、このコロナ禍をきっかけにもっと見直されてもいいかもしれません。学生のみなさんの表情や声のトーンに、大学時代にin Natureの豊かな学びあいの時がデザインされていることの大切さを改めて教えていただいた時間でした。

(教育学科 小西貴士非常勤講師、河邉貴子教授)

火おこしの体験
焚火を囲んで
参加者での振り返り