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スリランカのペラデニヤ大学と国際協力の協定を締結

本学は、ペラデニヤ大学(スリランカ民主社会主義共和国)と国際協力に関する協定を締結しました。これは、JICA草の根技術協力事業(支援型)として採択された「公立学校を拠点としたゴミ問題解決のためのグリーンユース?コミュニティ形成事業」の一環であり、同事業は2023年から開始され、2年間行われる予定です。

経済成長が著しいスリランカでは、都市部のみならず地方においてもごみ問題が深刻化しています。村で処理されるごみの中には貴金属や発がん性物質を有するものも含まれており、そうしたごみを不適切に処理することによって、住民らの間にはめまいや頭痛、咳などの健康被害が現れています。

本学永田佳之皇冠体育室は2018年度、JICA草の根技術協力事業(支援型)募集にて「公立学校を拠点としたゴミ問題解決のためのグリーンユース?コミュニティ形成事業」を提案し、採択されています。これは、スリランカの寒村にある小学校に環境教育センターとしての機能を持たせ、ESD(持続可能な開発のための教育)を実践することを目指すもので、現地の若者が中心となってその役割を展開し、聖心女子大学の大学院生らもそれを支援していきます。

このたび、本学は同事業の一環としてペラデニヤ大学と国際協力の協定を締結。2023年から2年間にわたってプロジェクトを展開していきます。

◆JICA草の根技術協力事業について
1.事業名
 公立学校を拠点としたゴミ問題解決のためのグリーンユース?コミュニティ形成事業
2.対象国
 スリランカ民主社会主義共和国(ペラデニヤ大学)
3.事業主任者
 現代教養学部 教育学科教授 永田佳之
4.事業実施期間
 2か年

<予定している活動内容>
●環境課題発見ワークショップ
●ゴミ問題解決に向けた意思変容ワークショップ
●創造性を育む実践ワークショップ
●コミュニティ&ライフ?デザインワークショップ など