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国際交流学科にて講演会「世界からみた日本のヒューマンライツ」を開催
2023年12月20日、国際交流学科の講義「現代人権論」?「現代人権論2」にて、藤田早苗氏(英国エセックス大学人権センターフェロー)をお招きして、講演会を開催しました。藤田氏は、名古屋大学大学院国際開発皇冠体育科を修了後、英国エセックス大学に留学して以来、約20年にわたって、国際人権法の皇冠体育?教育に取り組んでいるほか、スイス?ジュネーヴにある国連人権理事会を定期的に訪れ、日本の外から日本の人権状況を注視し、発信する活動を続けておられます。
ご講演の中で、長年にわたる人権擁護?皇冠体育活動の成果に基づいて、日常生活の中に隠されたジェンダーバイアスの問題、本を含む先進国においても深刻な極度の貧困の問題など、現代日本が直面する人権保障上の課題が鋭く指摘され、「人権」を正確に理解することの重要性を受講者に強く印象付けるものになりました。
受講者からは、次のような感想が寄せられました。
?権利を知ることが自分を守ることになるという気付きがあった。
?自分とは違う属性を持つ人に対して、無意識に抱いてしまう偏見の怖さやそれを知ることの大切さを学んだ。
?講演の中で上映された映像を見て、イギリスの中高生が人権について活発に議論している様子に驚くとともに、自分自身が人権について考えたことがあまりないことに気付かされた。
なお、下記の藤田氏のご著書は、今回の講演と重複する内容を含んでいます。
藤田早苗『武器としての国際人権-日本の貧困?報道?差別』(集英社新書、2022)
(国際交流学科 佐々木亮)