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居住空間の歴史をテーマにした学外研修を実施

人間関係学科の「社会学演習3(都市社会学演習)」では、6月13日(木)に東京都北区?赤羽台団地(現?ヌーヴェル赤羽台)にある「URまちとくらしのミュージアム」において学外研修を行いました。
研修では、職員の方から日本の集合住宅の整備についての関東大震災から現代まで、約100年間にいたる説明を受け、その後、移設された同潤会アパートや日本住宅公団が設置した団地の室内を見学しました。受講生たちは、住宅や内装、調度品の現物を見せていただくことで、文献輪読を通して学んだ戦前?戦後の日本住宅史についての知識を、60~70年前の人びとの実際の生活を伴ったイメージとして身に着けることができました。
戦後日本の居住空間という、わたしたちにとって身近な対象の歴史に触れることで、現在からは想像できない「異文化としての過去」、そして、現在とそう変わらない「現在と連続するものとしての過去」の双方について、文献学習だけでは得ることのできない貴重な学びの機会となりました。
(人間関係学科 専任講師 前田一歩)