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講演会「ルワンダの今を知ろう~ルワンダにおける虐殺後の障害者支援について~」を開催

1年生のゼミ「基礎課程演習11」の有志学生5名が、ルワンダの障害者のために活動する日本人女性、ルダシングワ真美氏ご夫妻の講演会を企画しました。講演会は、7月9日(水)、聖心女子大学4号館 聖心グローバルプラザで開催され、本学の学生も含めて約25名の参加者がありました。

ルダシングワ真美氏は、夫のガテラ氏とともに、1996年NGO「ムリンディ I? ジャパン?ワンラブ?プロジェクト」を設立し、ルワンダで起きた虐殺により手足を失った人々に無償で義肢を提供する活動を行ってきました。その功績が認められ、2017年に外務大臣表彰、2018年には読売国際協力賞を受賞されています。

当日は、スライド資料を見ながらルワンダのプロジェクトがいかに幾多の困難を乗り越え発展してきたのか、どのような支援を受け未来を切り拓こうとしているのかというストーリーを語っていただきました。

後半の学生とのトークセッションでは、学生から多くの質問が寄せられました。ルワンダ人と結婚しルワンダに生活の拠点を移す事へのご家族の反応、ルワンダ政府の支援が薄いことに対する想い、和解への道のりとはどのようなものか、などです。

講演会企画を考え始めた当初、学生達にとってルワンダの出来事は想像もできない遠い話に過ぎませんでしたが、事前勉強と講演会を通じて、より身近に捉えることができたようです。参加した学生は、講演会が終わった後も、別れを惜しむようにご夫婦と交流していました。講演会の企画と開催を通して、学生達は素晴らしい学びの時間を持つ事ができました。

(人間関係学科教授?グローバル共生皇冠体育所副所長 石井洋子)

ルダシングワ真美氏と夫のガテラ氏
トークセッションの様子